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「留学顕微鏡」 第十六回 就職プレパラート

「うちの子がカナダで勉強し、日本に帰って来た時、就職出来ますか。」子供が留学したいというと、日本の親たちはよくこんな質問をします。この質問には質問で返すようにしています。「日本の大学を出たら就職出来ますか?」と。しかし、もし質問に正確に答えるならば、こうです。「カナダで受ける教育は非常に質が高いということを知っておいて下さい。」

実例を見てみましょう。UBCのエンジニアコースを卒業して今週帰国した私の生徒のケースです。大阪の会社と接触中です。うまく行きそうです。また今年の最初、7歳から教えてカナダに送った生徒が卒業して帰国しました。サイモンフレイザー大学で心理学とビジネスの二つを専攻した生徒です。彼女も今大阪で働いています。第一希望の職場です。またエドモントン大学から統計学を専攻して卒業した生徒もいます。海外にも拠点を持つ東京の知名度の高い金融機関に就職しました。

この3人が共通して持っているものは何でしょう。3人とも日本の高校を卒業し、学校でも優秀な生徒でした。エンジニアになった生徒は、英語よりも特に数学と物理が得意でした。私の意見では、英語の能力よりも数学の能力のある生徒の方が外国での勉強には重要です。心理学ビジネス専攻の女生徒は、合格した大阪大学には入学せず、カナダに行きました。それについては未だに彼女の母親は私に恨みを持っているようですが。ま、時間が結果を出すことでしょう。統計学者は自分自身をよく理解している生徒で、自分の時間を有効に使うことが出来ました。

日本の大学を卒業した生徒に比べると、3人ともエネルギーにあふれ、自分で行動する能力を持っています。日本語でも英語でも、コミュニケーション能力は比べものになりません。どんな話題でも内容を持って話すことが出来ます。自信もあります。言語をいかに使うかをよく知っており、自分の専門分野の知識においては卓越しています。客観的、多角的に物事を考えるCritical Thinking 能力もあり、問題解決もさることながら、将来への新しいアイディアを示すことも出来ます。社員に持てば大きな助けになることは間違いありません。

「自分を生かす働き場所は自分の能力で探す」と強く思い、日本の学校制度でも成功し、自分の能力を伸ばすことが「生きる」ことだと考えている日本の人は、カナダの大学に行くべきです。望みどおりの競争力を手に入れる機会を与えてくれると思います。

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記事提供者

名前ロバート・ミックミラン (Robert McMillan)
連絡先 Eメール ウェブサイト
プロフィールカナダ出身。愛媛在住20年。
論理的思考を教えることに重点をおいた英語教育に従事。ロバートの手にかかった日本人は圧倒的なWriting能力持ち、日本内外で活躍中。また母国カナダに留学する日本人のサポートに長年従事。
2004年2月、留学のバイブルと絶賛されて「留学せん事」出版。2006年6月には日本語で書いた小説「ラユーのメニュー」出版。
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