「留学顕微鏡」 第十五回 いんちき語学学校プレパラート
2007年2月1日 ロバート・ミックミラン (Robert McMillan)
中国政府は自国の学生にカナダの私立語学学校は避けるよう警告を出しました。日本政府も同じことをするべきだと思います。
CBS報道によると、中国教育省は中国人留学生に、カナダの私立語学学校にはほとんど規制が行き届いてない状態だと、注意を喚起しました。最近の例ですが、バンクーバーのキングストンカレッジは国や州から認可もされていない卒業資格を約束し、高い授業料を取り、留学生を集めていました。
これは別に驚くことではありません。BC州だけでも約500の私立語学学校や職業訓練校が留学生のために存在しています。一大産業として留学ビジネスに期待をかけている政府も見て見ぬふりをしています。どこの誰でもが、ある日オフィススペースを借り、「カレッジ」という看板をかけ、日本の「留学フェア」なるものに走って行きます。
日本の留学雑誌は宣伝費を払ってくれる私立語学学校をこぞって取り上げます。その同じ紙面にはカナダの評価の高い公立教育機関も載せています。どっちの学校を信用すべきかを留学生が判断するのは難しいことです。ちょうど先日日本で起こった「納豆売り切れ騒ぎ」のように、きれいな写真に引かれてたくさんの日本人が私立語学学校に走って行くのかも知れません。
カナダも立ち上がりました。本当の情報を留学予備軍に教えようとしています。日本政府は未だに知らんふりですが。 The Confederation of University Faculty Associations of British Columbia (CUFA/BC)はウェブサイトを立ち上げ、詐欺まがいの学校に注意をうながしています。(bcdegrees.ca). The Private Career Training Institutions Agency (ptcia.bc.ca)は、休業命令を受けたり、許可を取り消されたりした学校名を載せています。
日本の皆さん、カナダに来る前にそのようなウェブサイトを確認して下さい。しかし、詐欺まがいの生徒集めに一番活動的なところは、まだ尻尾を出してないのでリストには載ってないかも知れませんよ。
中国政府の警告はカナダの目を覚ましました。カナダ政府は新しい規制をこのような私立語学学校に導入することも決めました。その規制がきちんと施行されるまでは、名声のある、質の高い、公立の教育機関しか信用しないで下さい。
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記事提供者
| 名前 | ロバート・ミックミラン (Robert McMillan) |
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| プロフィール | カナダ出身。愛媛在住20年。 論理的思考を教えることに重点をおいた英語教育に従事。ロバートの手にかかった日本人は圧倒的なWriting能力持ち、日本内外で活躍中。また母国カナダに留学する日本人のサポートに長年従事。 2004年2月、留学のバイブルと絶賛されて「留学せん事」出版。2006年6月には日本語で書いた小説「ラユーのメニュー」出版。 |

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