トランス脂肪使用に制限の動き
2006年6月30日 ICASスタッフ
連邦政府専門調査会は28日、加工食品に含まれるトランス脂肪量に制限を設けるべきとの考えを発表した。トランス脂肪は、日持ちが長くなる作用を持っていることから多くの加工食品に含まれている。トランス脂肪は、血中の「善玉」である高密度リポタンパク(HDL)を消耗させ、「悪玉」である低密度リポタンパク(LDL)を増やしてしまう結果、心臓病のリスクが高まると指摘されている。同調査会は、マーガリンのトランス脂肪含有量を2%、レストランでの食品には5%に制限するなどの規制を設けることを提案している。WHOでは、トランス脂肪の一日の摂取量を全脂肪摂取量の1%以下に抑えるようを提案。トランス脂肪含有量の規制は、カナダ製造の食料品のみならず、アメリカ製食品も対象となり、規制の完全施行までに2年の猶予期間を設けることになるという。27年前、食品業界が飽和脂肪よりも安全であると考えられたトランス脂肪の使用に移行していく中、その危険性を訴えたガルフ大学教授は、今回の規制への動きに対し、完全禁止が一番望ましいが、規制を設ければ、今後20年間で、心臓病の発症は40%から50%減少する可能性があると語った。
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